元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
体験した方には常識。未体験の方にはオカルト。
電源ケーブルには様々な意見があるようですね。
今回はみんなが気になる電源についての記事となります。
自宅で電気工事なしで簡単に行える方法で電源環境を改善する方法をご紹介します。
記事の目次
オーディオの電源は大切!音質アップへの近道
電源ケーブルはもともと機材についているものからオーディオメーカーが出しているものに変更する方も多いですね。
皆さんはオーディオ機器の電源にはこだわっていますか?
「気にしない方は純正のまま。気にする方はとことんこだわる。」
そんな魅惑の電源の世界でまず最初にお伝えしたいことですが、私は実体験として電源がオーディオに与える影響の大きさを知っており、皆様にそれをお伝えしなければと思っています。
安価に購入できるオーディオ用電源ケーブルや電源タップ、100万円以上するクリーン電源など様々な電源の音を聴いてきましたが良いものを使えば劇的に音質が変化します。
機材がチープすぎる場合には電源が音質の改善に結びつかない場合もあるかもしれませんが、ある程度ハイレベルな機材の場合には効果が実感できますので皆さんのシステムに合わせて対策をするのがおすすめです。
電源の改善で確実に変わる音質
電源で音が変わる理由
すべてのオーディオ機器は電気で駆動していますね。つまり、電気とは機材の命の源です。電気にノイズがのっていたり電圧が安定していなければ機材のポテンシャルを引き出すことはできません。
そして実は家庭の電源の環境はそのままではあまり良くありません。そもそも家の中に引きこまれるまでに電気にノイズはのっています。さらに家の中の配線を通して家電製品から発生するノイズものってきます。エアコンに冷蔵庫、洗濯機、テレビ、PC、掃除機、電子レンジ、ドライヤー。。。
現代は電化製品が多いのでその分電源環境も悪いです。そして電源環境が悪いとオーディオの音にも影響があります。その為、電気の使用量が下がる夜間の方が音が良くなるとも言われています。
電源環境の対策としては大きく2種類あります。ノイズに対する対策と微妙に揺れ続けている電圧を一定にする対策です。
どんな機材を使えばどこに対する対策が出来るのかを意識しながら進めていきましょう。
ノイズや電圧の揺れがオーディオ機器に影響を与えている
電源タップにこだわる
壁のコンセントまで届く間にいろいろなノイズが乗った電源環境を改善する方法として一番お手軽なのはオーディオ用の電源タップを使用することです。
オーディオ用の電源タップを使用することによって壁のコンセントから直接電気をとるよりも音質アップにつながります。
オーディオ用の電源タップにはノイズフィルターが入っており振動対策も施されているのでクリーンな電源を機器に供給することが可能になります。
比較的安価なものでもしっかり効果はあります。個人的には機材に直接接続する電源ケーブルをそれぞれ交換するよりも電源タップを交換する方が効果もコスパも高いと思います。
OYAIDE / OCB-1 SX V2
オヤイデ電気の電源タップは有名ですね。
この製品は実際にお客様のお宅に納品に伺った際に私自身もその効果に驚きました。比較的安価な割にしっかりとノイズを低減し芯のある音に生まれ変わります。機材の電源ケーブルは純正のままでも電源タップを導入するだけでも違いを実感できます。
光城精工(KOJO)Crystal 3.1
さらにシビアに電源環境を改善するなら光城精工さんのフォースバーがおすすめ。
光城精工は「世界中の電源をきれいに」をコンセプトに医療分野・LED分野・オーディオ分野・産業分野などのフィールドで活躍しています。
Crystal3.1は人気モデルだったForce bar 3.1の後継機種として2019年末にリリースされました。
Force barシリーズのノウハウを詰め込みさらにブラッシュアップされたCrystalシリーズはコストパフォーマンスだけでなく抜群の音質改善効果を発揮します。
私も自宅システムではCrystalシリーズのCrystal6.1を愛用しているので別の記事で個別の音質レビューをしています。
Crystalシリーズには電源4口のCrystal3.1と7口のCrystal6.1の2つのラインナップがあります。
ACOUSTIC REVIVE(アコースティックリバイブ) 電源BOX YTP6R
超ハイクオリティーなオーディオアクセサリーを生み出し続けるACOUSTIC REVIVE(アコースティックリバイブ)の電源タップです。
オーディオグレードコンセント&インレット採用し現在最も導通特性に優れたテフロン絶縁 PC-TripleC を内部配線として採用しています。
グリーンカーボランダムにより完全非接触に電源ノイズとグラウンドノイズを消滅させます 。
BOX本体もクォーツレゾネーターや特殊制振材による振動対策を施した制振筐体で徹底的に音質にこだわった作りです。
電源6口のYTP6Rと4口のYTP4Rの2つのラインナップがあります。
電源ケーブルを交換する
電源タップを導入すればかなりの改善が見込めますがさらにこだわる方は電源ケーブルも交換するとワンランク上の音質で楽しむことができます。
こちらも何十万円といった超高価なものもあります。ただ、機材に見合った投資が前提です。資金に余裕のある方はどんどんやられてみると良いと思いますが、さすがに本体と同じくらいの価格の電源ケーブルはやりすぎかもしれません。
ということでこちらも安価ながら効果の期待できるものをご紹介します。
おすすめ電源ケーブル ZONOTONE(ゾノトーン) – 6N2P-3.0 Meister
なんと1万円以下で購入できる電源ケーブルです。
音のメリハリや高域の伸びが期待できます。
高価な製品もリリースしているZONOTONEなのでエントリーモデルでもしっかり作られている印象です。
おすすめ電源ケーブル LUXMAN(ラックスマン)- JPA-15000
厚み、艶があり非常に音楽的なアンプ類をリリースするラックスマンですが、実は電源ケーブルも評判が良いです。
そもそもがケーブルメーカーでは無いのですが、コストパフォーマンスを考えるとご紹介しておきたい電源ケーブルです。
音の迫力や解像度がアップする傾向にあります。
おすすめ電源ケーブル sunshine(サンシャイン) – SAC REFERENCE1.8
2019年にオーディオアクセサリーメーカーのSunshineから10年の開発期間を経て満を持してリリースされた電源ケーブルSAC REFERENCE1.8。
各方面でコストパフォーマンスの高さを絶賛されています。
私も一本購入してみましたが確かにメーカの自信も納得の高音質低価格な電源ケーブルだと感じました。
入門ケーブルとしておすすめの一本です。
最後に
今回は電源タップと電源ケーブルのご紹介をしました。
どれもしっかり効果が実感してもらえると思います。電源環境を改善することにより、音圧が上がり音の粒立ちもはっきりしてきます。
もともとの環境が悪いほど効果が大きいので、マンションなど集合住宅に住んでいる方には特におすすめします。
他にも機材のポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。