
前回のスピーカースタンドに続きアクセサリー編です。
今回はオーディオラック(台)のご紹介です。オーディオ好きならしっかりしたラックに機材を収めたいですよね。
ラックは見た目が美しいだけでなく、振動対策効果もあります。機材のポテンシャルを発揮させるためにラックの導入を検討しましょう。
記事の目次
オーディオラックで音は変わる!オーディオラックの効果

出典:https://www.harman-ownersclub.jp/
頑丈な作りで安心
フルサイズのオーディオ機器は幅、高さと共に奥行もあります。また、アンプなどはとにかく重いものが多いです。
そんなオーディオ機器をのせてしっかりと支える為には丈夫な材質、そして数十キロの機材をのせることを想定した設計が必要になります。
オーディオラックのメリットとしてまずあげられるのは、安心して高価な機材を設置することができるということです。
振動対策で音質改善
専用設計されたオーディオラックには、音質向上のための振動対策が施されています。
オーディオボードやスピーカースタンドの素材によって音が変わるように、ラックも素材や塗装、設計によって音質が変わります。
せっかく揃えた機材の本来の音を聴くためには重要なポイントですね。
TAOC(タオック)のオーディオラック
スピーカースタンドやインシュレーター、オーディオボードでもおなじみTAOC
もちろんオーディオラックの分野でも制振&整振技術により高音質なラックをリリースしています。
エントリークラスからフラッグシップまで順番にご紹介します。
BSRシリーズ

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天板、棚板(耐荷重100kg)はシャープで洗練されたデザイン。
天板は振動対策にコーティング塗装、支柱には特殊制振材を挿入。
支柱の長さが選べオプションにローラーも選択可能。
振動対策はバッチリで音質アップが見込めます。
MSMKⅡシリーズ

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天板・棚板(耐荷重100kg)は突板仕上げで高級感があります。突板とは家具などでも良く使われ、表面に天然木を貼り付けた木材です。
天然オーク材の美しさと、高密度MDFの素材としての均一性を併せ持ちます。
支柱には特殊制振材を入れ制振性能をUPしています。

出典:http://www.taoc.gr.jp/
もちろん支柱の長さは5cm刻みでセレクト可能。さらに鋳鉄製の大型スパイクを標準装備しています。

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個人的に見た目の美しさが気に入っていて好みのラックです。
天然オーク材は高級家具にも使われ木目、質感共に優れた木材です。
美しいラックでオーディオルームの環境がワンランクアップするでしょう。
ASRⅡシリーズ

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アルミダイキャスト工法を採用しシャープなデザインと軽量・高剛性を両立しました。
棚板(耐荷重100kg)は下の図のような構造で鋳鉄粉入りのハニカムコアを中心に木質ボードとメラミンでサンドイッチした5層構造です。

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支柱とフレームの間には鋳鉄スペーサー。
フレームには整振シート。
棚板とフレームの間にはスパイクを採用
などいたるところに振動対策が施されています。
足回りにはキャスター、スパイクのオプションも用意されています。
CSRシリーズ

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TAOC最高峰のフラッグシップモデル
これ、お値段しますけど本当にいいです。
支柱には鋳鉄粉を封入
スパイクとプレートで2枚一組の棚板をフローティング支持
棚板のサイドに線が一本見えると思いますが
これは上の板がスパイクで浮いている状態です。
棚板(耐荷重100kg)は鋳鉄粉入りハニカムコアを採用のサンドウィッチ構造
棚板は天然ナラ材の突板仕上げ
フルセットのまさに最高峰モデルですね。
HAMILEX(ハミレックス)のオーディオラック

出典:hamilex.hayami.co.jp/
ハヤミ工産のオーディオアクセサリーブランドHAMILEXです。
他にも安価なスピーカースタンド、TVラック等を取扱いしています。
Joltシリーズ

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棚板(耐荷重50kg)は木目メラミン仕上げ

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上、横にユニットをジョイントして拡張していけます。好きなレイアウトで手持ちの機材に合わせられるので便利です。

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オプションでスパイク、キャスターもセレクト可能(TAOC製)です。

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Gratoシリーズ

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46mm厚の重厚な棚板(耐荷重50kg)と天板(耐荷重150kg)

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スタンダードなスタイルとカラーで飽きがこないので安心して使えます。スペーサーやキャスター、スパイクピンなどオプションも充実しています。

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Joltシリーズに比べるとがっちりしているので重量級の機材をお使いならGratoシリーズがおすすめです。
SOUND MAGIC(サウンドマジック)のオーディオラック

出典:http://www.network-jpn.com/soundmagic/site/
見た目も美しいガラス製のラックと言えばSOUND MAGICです。
木製のラックもありますが、特徴的なガラスのラックを2種類ご紹介します。
HF04シリーズ

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棚板(耐荷重30kg)はガラス一枚でたたくと「カン」と高い音が出ます。
抜けの良い高域寄りのサウンドが楽しめます。
支柱のカラーはシルバー、ブラックから選べます。真鍮削り出しのスパイク&スパイク受けが同梱されています。オプションとしてさらに大型のスパイク、スパイク受けも用意されています。

出典:http://network-jpn.com

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スタイリッシュな見た目とすっきりしたサウンドがお好みならおすすめです。
防弾ガラスシリーズ
防弾ガラスで作られたラックも多く取り扱っています。特殊フィルムを挟み込み複数枚張り合わせたガラスの構造ガラスの厚み、枚数、支柱の素材や構造によって様々なグレードがあります。
HS03シリーズ

出典:http://network-jpn.com
XS03シリーズは防弾ガラスモデル。
全段に6+6mmの2枚合わせ防弾ガラスを採用。
寸法:W605mm x D458mm x H483.9mm
棚板数:3
耐荷重:180kg/棚当り
XR03STシリーズ

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ノーマル支柱を使用し、剛性とコストパフォーマンスを両立させたモデル。
全段に8+8mmの2枚合わせ防弾ガラスを採用
寸法(スパイク含まず):W605 x D458 x H557mm
棚板数:3
耐荷重:150kg / 棚当り
XR03FSⅡ

出典:http://network-jpn.com
各棚板をクローム支柱で連結することにより剛性を高めたモデル。
全段に8+6+8mmの3枚合わせ防弾ガラスを採用
寸法(スパイク含まず):W605 x D458 x H580mm
耐荷重:200kg/棚当たり(※スパイク装着時)
重量:62.9kg
XU03FSS

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各棚板をスパイク立てすることにより機器間の振動を抑制したモデル。
全段に8+6+8mmの3枚合わせ防弾ガラスを採用
寸法(スパイク含まず):W605 x D458 x H528mm
耐荷重:180kg/棚当たり(※スパイク装着時)
重量:59.9kg
まとめ
情報量がかなり多くなってきたので一旦ここまでで一区切りしたいと思います。まだまだ紹介したいブランドがあるので次回に続きます。オーディオの中でもラック、スタンド、オーディオボードはかなり重要なアクセサリーです。
ラインケーブル、スピーカーケーブル、電源ケーブルがケーブル三種の神器ならラック、スタンド、ボードが設置の三種の神器じゃないでしょうか?
他にも機材のポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。

皆様が良い音楽と過ごせますように。