オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。
今日はB&Wのブックシェルフスピーカー 707S2のレビューです。
素晴らしいスピーカーだと思いますのでご覧ください。
B&W 707S2とは?
オーディオメーカーとして確固たる地位を築いた「B&W(Bowers & Wilkins)」の小型ブックシェルフスピーカーです。
2017年11月にリリースされたスピーカーで
高さ:280mm 幅:165mm 奥行:260mm
と非常にコンパクト 700シリーズでもっとも小さなサイズです。
キャビネットのカラーはグロスブラック・サテンホワイト・ローズナットの3色です。
赤味がかったローズナットが個人的にはとても素敵に感じます。
スピーカーは見た目も大切ですよね!
以前はB&Wの象徴とも言える黄色いケプラーコーンが全てのスピーカーに採用されていましたが700シリーズからコンティニュアムコーンに変更されました。
ツイーターも新たに開発されていてこれが素晴らしいクオリティーです。
新たに設定された700シリーズ最小のスピーカー
コンパクトな見た目を裏切る圧倒的なクオリティー
707S2のレビュー
高音の表現力が抜群
まず高音の瑞々しく美しい表現力に圧倒されました。
小型サイズながら低域の伸びも感じられてとても明瞭でバランスの良い鳴りっぷり。
透明感、クリア、艶、色気、このあたりのワードが気になる方に強くおすすめしたいです。
B&Wだけでなくここ数年の小型スピーカーの進化には目を見張るものがあります。
このあたりはデジタル技術が進化して細かい計算の上で設計されるようになった強みでしょうか。
しかし小型スピーカーの場合は実際の超低音は出ていないのであくまでも出ている感じがするということです。
あとは音像がコンパクトになるのでシチュエーションや好みによってもうワンサイズ上の706S2が好まれる場合もあると思います。
デスクトップオーディオや六畳程度の部屋ならバッチリです。あまり大きなスピーカーは逆に使いこなしが難しいと思うのでこのサイズが良いバランスだ思います。
美しい高音とサイズを超えた表現力は多くのシチュエーションにおすすめ
カーボン・ドームツイーター採用
高音の美しさを絶賛していますがその理由のひとつにカーボンドームツイーターがあげられます。
これは下位モデルのB&W600シリーズで採用されているアルミ・ドームツイーターをベースに表と裏からカーボンでコーティングしたものです。
同じ環境で600シリーズと700シリーズを比較すると圧倒的な差を感じます。
600シリーズも他のメーカーに比べて劣っているとは感じませんが700シリーズになるときらびやかな美しい高音にハッとさせられます。
このあたりは個人的な好みが深く関わってくると思いますが私が音楽を聴いて鳥肌が立つ瞬間は主に美しい高音を浴びたときです。
もともとダンスミュージックが大好きでクラブDJをしたり自分でも作曲しているので低音好きだと思いますし低音の質ももちろん大切ですがキックの質感やベースラインで鳥肌が立った記憶はありません。
とにかくオーディオで感動したいなら中高音の質を求めるのが近道だと私は思っています。
カーボンドドームの恩恵は大きく 明らかに質の向上を感じる
707S2のスタンド
700シリーズくらいのハイパフォーマンスなブックシェルフスピーカーは必ずスタンドを使いましょう。
スタンドを使うことにより付帯音が軽減され本来の実力を発揮することができます。
このクラスのスピーカーで棚やデスクの上に設置するのは大変もったいないと思います。
707S2にはB&Wの専用スタンド「FS700S2」が用意されています。
実売価格で6万円台~となかなかのお値段ですが重量も6kgとある程度ありスピーカーをボルトで固定できて安心感があります。
地震大国の日本ではもしものときに備えてスピーカーとスタンドを固定できるのはありがたいです。
純正スタンド以外で検討したい方はスピーカースタンドのおすすめ記事を参考にされてください。
最後に
B&W707S2の空間表現と中高音の美しさは十分に感動を表現する力を持っています。
見た目の質感も美しく心地よい空間の演出に一役買ってくれます。
小型のブックシェルフスピーカーを検討されている方はぜひ機会を作って視聴してみてください。
しかしせっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。