こんにちは。 元オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。MONITOR AUDIOのBRONZE5の試聴をする機会があったので記事にしました。量販店などでもよく見かけるので選択肢に入りやすいモデルだと思います。
記事の目次
MONITOR AUDIO(モニターオーディオ)スピーカーBRONZE 5(ブロンズ5)のレビュー
モニターオーディオのBRONZEシリーズのトールボーイスピーカーBRONZE5。トールボーイとしては比較的スリムでコンパクトなサイズ感です。セラミックコートしたアルミニウム/マグネシウム合金をC-CAMと呼びドームツイーター、MID,LOWのウーファーに採用しています。アルミ、マグネシウムともに剛性と軽さを兼ね備えた素材で、余分な響きも乗りにくく最近の高解像度のスピーカーユニットにはよく採用されている印象です。
仕様
■形式:2.5ウェイ・バスレフ型
■ユニット:25mm Gold dome C-CAM ツィーター×1
140mm C-CAM Bass/Mid ドライバー×1
140mm C-CAM Bass ドライバー×1
■周波数特性:37Hz – 30,000Hz
■クロスオーバー周波数:600Hz/2,800Hz
■能率:90dB(1W@1M)
■インピーダンス:8Ω
■許容入力:120W
■寸法:H850×W165×D248(H898×W215×D282 ベース部含む)mm
■重量:11.0Kg/台
■備考:バイワイヤ対応スピーカーターミナル
木目調に落ち着いたカラーリング
価格の割に仕上げに上質感があるのも嬉しいポイントです。他社の同価格帯のスピーカーに比べるとワンランク上の見た目だと思います。ユニットとの色彩の相性が良く私はウォルナットが好きでした。
改良されたツイーターとバスドライバー
ドームツイーターとバスドライバーは新開発されています。ツイーターは特に上位シリーズのsilverシリーズでは最高の仕上がりと感じましたがbronzeシリーズでも前モデルから改良され高域も良く伸びている印象です。ウーファーはセンターキャップのないシルバーのお皿型で美しいですね。なめらかな曲面とうっすらシボ加工が施されたようなマットな輝きが素敵です。
MONITOR AUDIO BRONZE 5の音質レビュー
それでは音質のレビューです。全体としてどこかにディップやピークがあるような感じはなくとてもバランスよくまとまった優等生なサウンドに感じました。monitor audioの中ではエントリークラスのシリーズですが、価格以上のクオリティーは担保されていると思います。私のなかでは中庸、ストレートといったイメージの言葉が出てきました。欲を言えば主張が少なく、もう少し高域に特徴が欲しいと思いましたがいろいろなジャンルに対応できたり長く聴いても疲れないといったメリットもあると思います。良いスピーカーとはシチュエーションやリスナーの好みに大きく左右されます。Bronze5は割と万人受けというかどんな人が聴いても好みじゃないといわれることは少ないスピーカーかもしれません。
見た目同様上品なスピーカーと感じた
MONITOR AUDIO BRONZE 5の評価
BRONZE 5の実売価格はペアで12万円程度です。トールボーイスピーカーとしては低価格なモデルですね。この価格で割とフラットな音質とスタイリッシュな見た目のスピーカーがあるのは嬉しい選択肢です。モニターオーディオはエントリークラスでも上位機種と同じように設計、開発、リスニングテストや品質管理などの工程があり丁寧に作られているスピーカーメーカーです。Bronze5はヘッドフォンからのホームオーディオデビューや幅広いジャンルに対応できるのでホームシアターやリビングオーディオの検討をされている方におすすめのスピーカーです。10万円代前半のご予算でスピーカーを探している方には良い候補になると思いました。
最後に
BRONZE5は見た目もサウンドも上品、上質なスピーカーです。バイワイヤリング対応でバランスの取れたサウンドチューニングなので組み合わせるアンプやアクセサリー、セッティングで自分好みの音作りをしていくオーディオの楽しみもあると思います。
p.s.スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。