こんにちは。 オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。
以前の記事でDALIのZENSOR1を紹介しましたが
ZENSOR1の後継としてOBERION1がリリースされたので紹介します!
記事の目次
DALI(ダリ)とは?
改めてDALIの紹介から。
デンマークのエントリークラスから100万円越えのハイエンドモデルまで扱うメーカー。
音のバランス、見た目共に優れたプロダクトを生み出します。
手作業で丁寧に仕上げられていて好感が持てます。
DALI OBERION1とは?
2011年~8年間売れに売れたスピーカー「ZENSOR1」の後継機種
後継機と言っても実際はかなり進化している
OBERIONシリーズのラインナッップはZENSORシリーズと同じなので
今後ZENSORの代わりに選べるスピーカーという意味では後継機ですね。
カラーは4色展開
ホワイト、ブラック、ホワイト×ライトオーク、ブラック×ダークウォルナット
部屋のイメージに合わせて選べます。
特にホワイト系はフロントグリルもおしゃれで好み
ブラック×ダークウォルナットも高級感があり好きです。
ウッドファイバーコーンも改良
DALIと言えばウッドファイバーコーン
もちろん今作にも採用されています。
同じように見えてもここも改良されていて、
木の繊維を大きくしよりナチュラルで有機的なサウンドキャラクターになった。
今回はドライバーユニットをこのクラスでは始めて自社製とし
ソフトドームツイーターも口径を大きくし、より深い帯域までカバーできるよう進化。
これによりウーファーの中域への音のつながりが向上した。
OBERON1 価格
実売価格はなんとペアで5万円弱
ZENSOR1が2万円台で販売していたので価格は上がりますがそれだけの価値は十分感じられます。
音の好みにもよりますがOBERION1と10万円クラスのスピーカーと比べてもこちらの音が好きと言う方もいるでしょう。
OBERION1のレビュー
それではOBERION1の音質レビューです。
ZENSOR1との比較です。
ZENSOR1は甘めのセッティングで聞き流しに最適
欲を言えばもう少しシャープさが欲しかった。
逆に言えば音源やアンプを選ばず何でも良い感じに鳴らしてくれます。
OBERION1は音の明瞭さ、鮮明さがアップし低域も重心が低くなりタイトでまさに自分好み!
音場も広く奥行も感じます。
全体的にスッキリ明瞭な透明感があるような感じで
音のディテールもある程度追えるようになっています。
絶妙なバランスで、甘すぎず鋭すぎずといった印象です。
超高解像度といった感じではありませんが雰囲気のある中高音を出しています。
女性ボーカルなどは美しく表現されているように感じました。
このクラスだと30万円超えるような最強のアンプは必要ないかもしれませんが
ある程度しっかりしたアンプと組み合わせるのがおすすめです。
大音量で20畳以上のリビングで聴くならワンサイズ大きなOBERION3がおすすめですが
リビングで通常の音量を出したりニアフィールドやデスクトップオーディオなら完璧です!
さらにDALIの製品全般に言えることですがスイートスポットが広くセンター以外でも定位の破綻が起きにくい!
これは普段使いにはとても大切なポイントです。
センターに置いた椅子に座って集中して聴くことばかりではないと思いますし
その聴き方をされる方なら他のスピーカーを選ぶと思います。
ホームシアターにもおすすめ
ZENSORシリーズと同じようにOBERIONシリーズにもセンタースピーカーがあります。
「OBERON VOKAL」(実売4万5千円)です!
5.1chなどのホームシアターシステムでは
各スピーカーの音色のマッチングが大切になります。
OBERONシリーズでシステムを組めば比較的安価ながら大満足の仕上がりになるでしょう。
5.1chはサブウーファーを用意すると設置面でも大変です。
その場合はフロントのLRをトールボーイタイプに変更するのもオススメです。
OBERION1 or OBERION3 (フロント+リア)+ OBERION VOCAL(センター) + SUBE9F(サブウーファー)
または
OBERON5 or OBERON7 (フロント)+ OBERION1 or OBERION3 (リア)+ OBERON VOCAL(センター)
この組み合わせがおすすめです。
20畳以上の広い部屋ではリアもトールボーイタイプがおすすめですが
狭い空間では低音過多になり中高音の明瞭感が損なわれる可能性があります。
ご自宅の環境に合わせてシステムを設計することが大切です。
まとめ
OBERON1はデスクトップオーディオからリビングオーディオ
ホームシアターまでおすすめできる万能なスピーカーです。
また、スイートスポットが広く、圧縮音源も良い感じに鳴らすので
リビングやPCでストリーミング動画を見る時も快適です。
現行の5万円以下の価格帯ではずば抜けたコストパフォーマンスです。
気軽に音楽を楽しみたい方に特におすすめなので
試聴されたことの無い方はぜひ体験してみてくださいね。
せっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。