元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
今回はB&Wのブックシェルフスピーカー 606のレビューです。
B&Wの中ではエントリークラスの600シリーズですがコストパフォーマンスに優れた一押しのスピーカーです。
B&W(Bowers & Wilkins)606とは?
オーディオメーカーとして確固たる地位を築いた「B&W(Bowers & Wilkins)」のブックシェルフスピーカーです。
2018年にリリースされたスピーカーで
高さ:345mm 幅:190mm 奥行:300mm
とブックシェルフとしては大きめで、キャビネットのカラーはブラック・ホワイトの2色です。
B&Wは象徴的な黄色いケプラーコーンが特徴でしたが、8年の開発期間を経てフラッグシップモデルの800 シリーズ Diamondの為に開発されたコンティニュアムコーンが使われています。コストパフォーマンスに優れたエントリーモデルですがしっかりと鳴らせば良い音で楽しむことができます。
600シリーズの大型ブックシェルフ。価格と音のバランスが良いスピーカー
B&W(Bowers & Wilkins)606のレビュー
バランスの良い鳴り方が魅力
全体的にバランスよく鳴っています。また、サイズに余裕があるので低域の量感は十分です。高音も解像度は高くクリアで素直な印象です。定位感や音の広がりもそれなりに優れているので価格に対しての割安感があっておすすめできます。
バランスがよくフラットな印象でコスパ良し
デカップリングダブルドーム・トゥイーター採用
~33kHz(-6dB )までの周波数レンジに対応するツイーターを採用しています。正確でフラットな特性が感じられますがさすがに700シリーズで感じられるような高音の潤いはありません。700シリーズとの構造的な違いとしては600シリーズのアルミドームツイーターを表と裏からカーボンでコーティングしたものが700シリーズのカーボンドームツイーターです。高音の質はかなりの差がありますが価格もそれなりに違うので当然ですね。逆に中低音はそれほど違いを感じませんでしたが音楽は個別の帯域毎に聴くものではないので全体としてはやはり700シリーズが音質的には圧倒的に優位です。
600シリーズが優れている点はコストパフォーマンスです。この仕上がりでこの価格であれば十分におすすめできるスピーカーです。
クリアで澄んだ高域表現を可能にするアルミドームツイーター
Continuum™コーン(コンティニュアムコーン)ミッドレンジドライバー
コンティニュアムコーンの採用により情報量が多くスピード感のある中低域が表現可能です。現代的で写実的な描写をしていると思います。雰囲気で聴かせるタイプではなく細かいところまで描く能力があります。個人的には見た目もクールで好みです。
今時のスピーカーらしい設計で細かいニュアンスまで再現します。
B&W(Bowers & Wilkins)606のスタンド
606はポテンシャルの高いスピーカーなのでセッティングにも気を使いたいですね。
スピーカースタンドを使うことにより付帯音が軽減され見通しの良いサウンドが得られます。おすすめはB&Wの専用スタンド「STAV24S2」です。
実売価格で2万円台~ととてもお手ごろな価格です。
純正スタンド以外で検討したい方はスピーカースタンドのおすすめ記事を参考にされてください。
最後に
B&W 606はコストパフォーマンスに優れた良いスピーカーです。10万円以下で始めるオーディオライフにはおすすめの選択肢の一つです。B&Wというブランドもオーディオ好きにとっては満足度の高いポイントですね!
しかしせっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。