私はFOSTEXのPM-SUBnというウーファーを使っています。バスレフポートの無い密閉型でスピード感のある質の良い低音を鳴らすことができます。
今回はそのウーファーにオーディオテクニカのインシュレーターAT6091を使ってみたのでレビューしたいと思います。
その他のインシュレーターについてはこちらの記事で公開しています。
記事の目次
AT6091とは?
AT6091はaudio-technica(オーディオテクニカ)製の振動を抑制する特殊なゴム「ハネナイト」で作られたインシュレーターです。
ハネナイトとは物を落としても跳ねないゴムです。振動の吸収にすぐれていてインシュレーターの素材としても使われています。
耐荷重はなんと4個で80kg!大型のスピーカーにも安心して使えますね。価格も4個1組で1100円ほどと買いやすいです。
安価ですが効果はしっかりあるのでおすすめです。
音の傾向
振動を抑制するゴム製のインシュレーターなので余分な響きや付帯音が抑えられます。
響きが出すぎる環境やスピーカーに使うと効果が高いです。芯がなくぼやけた音像や低音の締りのない音の場合はAT6091を使うことでくっきりクリアなサウンドと締りの良い低音が手に入ります。
一方、スピーカーのエンクロージャー(箱)の響きで音を鳴らすタイプのスピーカーでは必要な響きまで消してしまう可能性があります。
高域のキラキラした成分は減少するか無くなってしまう場合もあります。
響きすぎるスピーカーやサブウーファーにおすすめ
ウーファーにAT6091を使ってみた感想
上記のような特徴があるので私はサブウーファーに使用してみました。
私が使っているFOSTEXのPM-SUBnは密閉型というタイプでサブウーファーの中ではスピード感のあるキレの良い低音が出るものです。
結果としては非常に満足のいくものでした。
ウーファーは振動が大きく、低音はどうしてもぼやけた印象になりがちです。
AT6091を使用することによってよりくっきりしたクリアな低音が鳴るようになりました。
同じ音量でテストしましたが低域の量感としては少なくなりました。
その分ウーファーのボリュームを上げて、質の良いくっきりとした低音を取り出すことができました。
また、低域の不要な振動が抑えられたことにより、中高音の見通しもよくなりました。全体的にまとまりが良くなり、スピーカーとサブウーファーのつながりも良いです。
ゴム製の特徴を生かして使いどころを考えると効果大
まとめ
AT6091はゴム製のインシュレーターなので振動が大きなサブウーファーにぴったりでした。
また、大きめのスピーカーを大音量で鳴らすときにも向いていると思います。
サブウーファーにはインシュレーターを使用するとより質の高い低音が引き出せるようになるのでおすすめです。
他にも機材のポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。