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QED signature audio 40 高級RCAケーブルの試聴レビュー
QEDは1973年から続くイギリスの総合ケーブルメーカーです。
RCAケーブルのラインナップは安価なものからPerformance Series(パフォーマンスシリーズ)、Reference Series(リファレンスシリーズ)、Signature Series(シグネチャーシリーズ)の3シリーズが用意されています。
今回はsignatureシリーズのsignature audio 40というケーブルを購入しました。
過去にスピーカーケーブルも使ったことがありますが安価なものでも高音質な印象です。
様々なケーブルを総合的に取り扱うメーカーQEDのフラッグシップケーブル
QED signature audio 40の音質
元々解像度の高いTALA LABSのPRISM300aというケーブルを使っていました。クッキリハッキリと音の輪郭を表現できるケーブルです。
signature audio40に変更すると音にハリが出て、より色彩感がリアルに表現されるようになりました。
ローからハイまで全体の密度感が高まり、つながりも良くなりました。
中高音の解像度の高さと低音のパワー感もあり曖昧な表現で濁る部分が無く非常に質の高いサウンドです。
PRISZ300aでは少しハイ寄りに感じていた重心が調度良いところまで落ち着き安定感が増しました。
細かく分析してどこがどうなったとかではなくパッと聴いて良さが分るレベルで音質が向上しました。
ケーブルで大きく周波数特性が変わることはあまり無いのでスピーカーを変えた時のような変化はありませんが、同じシリーズのアンプを上位モデルにアップグレードしたかのような変化を感じました。
音のキャラクターは大きく変わらず音のクオリティー大きくが上がった印象です。
クリアでスピード感もあり音楽性も豊かなハイレベルなサウンド
QED signature audio 40の評価
ケーブルが届いてまずパッケージが豪華で上がりました。価格的に納得ですが化粧箱に丁寧に入れられた姿は大切に扱われている感じがして好印象です。
プラグは非常に差込がきつく、かなり力を入れて押し込まないと端子に入りません。抜き差しするのは大変ですががっちりホールドされているので音質的にも有利です。
価格は国内の代理店が無いのか店舗によって販売価格が異なります。
ヨドバシさんでは58,900円ですが大手ECモールでは3万円台から購入可能です。
アンプ、スピーカーなどに比べると、気に入ったケーブルは長く使えるものかと思います。さらにハイエンドなケーブルもたくさんありますが個人的には価格とクオリティーのバランスが大切だといつも思っているのでとても満足する結果となりました。
しっかりとケーブル特性を確認しながら開発されているようなのでQEDの製品はどれもある程度の品質を担保したコスパの良いモデルが多いと想像できます。
下位モデルのPerformance audioやReference audioは試聴したことがありませんがそちらもコスパに優れたシリーズなのでそちらも良いかもしれません。
最後に
オーディオケーブルは信号のロスが少なく解像度が高ければ良いというだけのものでは無い気がします。私が持っているケーブルの中でそれを感じたのはaudio questのAlpha Snakeという安価なモデルを使ったときでした。
安価なケーブルで解像度はそれほど高くなく、情報のロスも多いはずですが丸みのある気持ちの良い音を聴かせてくれました。気に入って今でもCDプレーヤの接続に使っています。
何本かケーブルを持っていてその特性を理解していれば用途に応じていろいろな組み合わせができるのでそれもオーディオの楽しみの一つです。
QEDのsignature audio 40は間違いなく私のコレクションとして長く愛用されると思います。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。