元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
実は私が愛用しているDJの機材が壊れてしまい困っていたんですが、自分で修理してみたら見事に復活しました。
今日はその工程をご紹介したいと思います。
記事の目次
ALLEN&HEATH XONE:92
その機材はDJミキサーというものでイギリスの名門ブランド ALLEN&HEATH の XONE:92 というミキサーでした。
ヨーロッパのほとんどのクラブやDJバーのスタンダードで私の好きなハウス、テクノのDJが好んで使用しています。
日本ではPIONEER DJさんのミキサーが多いですが個人的にはXONE92の固めでハリのあるキックと華やかな中高音が好みです。
音の分離も良く艶のある輪郭と適度な丸みを感じるサウンドで家で聴いても良いしクラブのサウンドシステムにつなぐと最高に気持ちの良い音になります。
自分の主催するパーティーではPIONEER DJさんのミキサーしかないクラブにはXONE92を持ちこんで使っていました。
あとは何と言ってもフィルターの出来が最高です。
日本のDJとヨーロッパのDJのスタイルは結構違うんですがXONE92のハイパスフィルターをうまく使って
キックの抜き差しをするスタイルでヨーロッパのDJに愛用されています。
今のモデルはトップパネルがシルバーからダーククレーに変更されていますが、
私のXONE:92はシルバーのモデルです。
※あとは自分では持っていないですがミキサーUREI1620とDope Realのアイソレーターの組み合わせも大好きです。
最近はハウスDJなのでミックスするのはそちらの組み合わせの方が好きです。
URELの音の混ざり方は独特で、MIX時にボリュームを上げていくとある一定ライン以上で左右のメインの音が入れ替わります
(右のタンテから左のタンテに音の主導権がバトンタッチされる感じ。。。)
さらに音を絞っていくときも最後の最後まできれいに混ざって消えていくので特にボリュームが優れているのかなと思います。
UREI1620は中古でしか手に入らないのでヤフオクで購入ですね。
ヤフオクで安く購入するならオークファンが便利です。
無料会員でも過去のデータがチェックできるので
ヤフオクをよく利用する方は登録しておくといいですよ。
不調により代理店修理
さて、肝心のXONE:92についてですが、これは私がベルリンに住んでいるときにebayで落札した中古品でした。
日本に帰国する際にもリュックに入れて大切に持ち帰ってきました。
ところがしばらくすると「ボッ」というポップノイズが入ったり電源がなかなか入らなかったりという症状が出始めました。
日本の代理店さんに修理の依頼をすると機材のシリアルナンバーが正規輸入品のものじゃないので特別価格になるとの事。
まずはなおるどうかの見積もりに1万円必要とのことでした。
仕方なくお願いすると修理代が56,000円でした。
本体は約7万円で購入したものなので修理に5万円以上かかるのはびっくりでしたがやむ負えないのでその時は修理に出しました。
しばらくして再度故障
その後問題なく使えていたんですが修理から半年ほど過ぎたあたりでまた同じ症状が出始めました。
でももうそんな修理代を出す余裕はありません。
一番問題な症状を具体的に書くと電源が入るのに2時間くらいかかることです。
電源入れっぱなしなら問題ないですが一度オフにするとまた2時間くらいかかります。
さらに冬場は丸一日かけても電源が入らないこともありました。
そこで私は、なぜかこんなことを思いました。
「あ、、もしかしたら温めたら電源入るかも」
早速ストーブの前に放置してしばらく温めてみました。
すると電源が入るようになりました。
電子工作の経験も全くなく、理系の科目も全く分からない私には理由は分かりませんが温めると電源が入ることだけが分かりました。
もう輸入代理店にお願いするような金銭的余裕はないので、とりあえずパネルを外して中身を確認してみることにしました。。。
そろそろながくなってきたので続きはその2にしたいと思います。
それではまた。