元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
JBLのトールボーイスピーカーSTUDIO698のサウンドチェックをしたので記事にしました。
記事の目次
JBL STUDIO 698試聴レビュー
JBLといえば言わずと知れた大企業。
オーディオ好きじゃない人でも名前は聞いた事があったり知らないうちにJBLの音を聞いたことがあるはずです。
1946年に、ジェームス・B・ランシング(J・B・L)により設立されました。
STUDIO698は2019年にリリースされたトールボーイスピーカーです。
STUDIO6シリーズは小さいものからブックシェルフの「620」「630」トールボーイの「680」「698」センタースピーカーの「625C」サブウーファーの「660P」がラインナップされています。
698はSTUDIO6シリーズで最大サイズの大型トールボーイスピーカーとなります。
STUDIO6シリーズのトールボーイ。見た目も音も迫力満点
JBL STUDIO 698の仕様
ホーンドライバ採用
JBLといえばホーンのイメージありますがSTUDIO6シリーズにはホーンが採用されています。
仕様書には「ハイデフィニション・オーディオ・イメージング・ウェーブガイドを採用したコンプレッション・ドライバー」とか書いてありましたがつまり高域のドライバーにホーン(ラッパ状に広がるガイド)が付いてますよということです。
形からもイメージできると思いますがホーンの効果としてはドライバから出た音が360度の球体状に広がっていくものを集めて反射させて前方に飛ばすことが出来ます。
次の音質レビューの項目でも書きますが実際に聴感上も音が前に飛んでくるというか前のほうで鳴っているような感覚を持ちました。
試聴しているときには全くホーンのことは意識しておらず、この記事を書く段階になってそういえばあれはホーンの影響だったのかなと気が付いたので思い込みではないと思います。
ホーン効果で押し出しの強いサウンド
仕様
デュアル8インチ+6インチ中音域ユニット、3ウェイコンプレ
ッションドライバー・フロア型スピーカー
6インチ (152mm) PolyPlas中音域トランスデューサー
デュアル8インチ (203mm) コーン低音域トランスチューサー
1インチ (25mm) 高音域コンプレッションドライバー搭載のハ
イデフィニション・オーディオ・イメージング・ウェーブガイド
推奨アンプ出力:最大250W
周波数特性:36Hz~40kHz
感度:90dB @ 1M, 2.83V
公称インピーダンス:6Ω
クロスオーバー周波数:320 Hz, 1.8 kHz
筐体タイプ:システム背面にバスレフポート
寸法(W x D x H):300 × 400 × 1058mm
重量:35.84 kg
JBL STUDIO 698の音質レビュー
パワーを感じる中低域が魅力
中低域の張りがとっても気持ち良くて、音が前に出てくる感じです。
イメージとしてはスピーカーより前で音が鳴っているような雰囲気です。
少し小型の680でも同サイズのスピーカーと比べると十分に中低域の密度がありますが698くらいのサイズになるとさすがに迫力がすさまじいです。
ボーカル帯域も艶で聞かすタイプではなくしっかり鳴らしている。
キラキラ輝く感じではないですがかといって高域に粗さがあるわけでもなく明瞭感もあります。
ウェット、ドライといった表現を使うなら多少ドライよりなスピーカーかなと思いました。
一番特徴的でおすすめなポイントは中低域の空気感と密度、押し出し感です。
ジャンルによると思いますがそのあたりにエネルギーが欲しい方におすすめです。
ボトム、ミドルがしっかりと詰まったサウンド
JBL STUDIO 698の評価
実売価格は20万円程度のスピーカーと考えると魅力的でコスパの良いスピーカーだと思います。
STUDIO698は同価格帯のスピーカーの中での特徴がハッキリしていて音質レビューの項目でも書きましたが中低域のパワー感、密度、押し出し感が優れています。
潤いがありシャキッと気品があり凛としたサウンドを奏でるB&W603に比べてキックやベースの圧を楽しめるSTUDIO698といったイメージです。
解像度もそれなりにあるので好きな人も多そうなサウンドですね。ヒップホップやローファイ系Jazzなんかは相性が良いと感じます。
20万円で大迫力のサウンドが手に入る!!
JBL STUDIO 698 WJN フロア型スピーカー 1ホン
最後に
STAGE698はサイズも迫力も抜群のスピーカーです。
家にあると非常に楽しく音楽や映画が楽しめると思います。
置き場所もそれなりにとるので一般的なトールボーイサイズの680もおすすめです。
こちらも機会があれば記事にしたいと思います。
機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。