おしゃれなだけじゃない!名機「scandyna minipod」レビュー

minipod

こんにちは。

オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。

前回の記事ではパイオニアのSX-S30のレビューをしました。

一緒に紹介した私がリビングで使っているScandyna(スキャンダイナ)minipod(ミニポッド)の紹介をしたいと思います。

 

minipodとは?

Scandyna社から販売されているpodspeakersというシリーズのラインナップの一つです。

もともとはblueroom(ブルールーム)というイギリスのテクノ、トランス系の音楽レーベルからリリースされたスピーカーです。

現在はデンマークのスキャンダイナ社がライセンスを取得して販売しています。

日本の代理店は撤退してしまったようですが国内でも10数年前にはいろいろなところで販売していて人気のモデルでした。

THE CONRAN SHOP (ザ・コンランショップ)などでも販売していましたし雑誌などでもよく取り上げられていたので目にしたことのある方も多いと思います。

 

特徴的なデザイン

流線型のデザインとカラフルなカラー展開。

四角くて黒や茶色の多いスピーカーの中では極めて特徴的なデザインですね。

ハイエンドスピーカーで有名なB&W(Bowers&Wilkins)のノーチラスの開発に関わったSimon Ghaharyのデザインです。

彼はダンスミュージックシーンから影響を受けて自分の好きなジャンルの音楽がうまく再生できるスピーカーの開発を目指していました。

音の波動を水の波紋のようにイメージして流線型の形をデザインしたようです。

音響的にもエンクロージャーの中に平行な面や直角の部分がないので特定の周波数が強調されることのない優れた設計です。

もちろんインテリアとしてもオシャレで未来的なデザインなので場所を選ばず設置できます。

 

音質は?

気になる音質ですが、予想以上に素晴らしかったです。

特に高音の美しさと空間的な広がりは思わずびっくりしてしまいました。

一回り大きなスピーカーで聴いているような音場です。

全体的には重心の高めな音で、華やかさのある音色だと思います。

新品ペアで10万円程度の価格を考えれば十分にコストパフォーマンスの高いスピーカーだと思います。

設計者はダンスミュージックやエレクロリックミュージックをうまく鳴らす設計を求めたようですが、

HOLLY COLE TRIOやJACHINTHAなどボーカルジャズなども安価なスピーカーでは表現することができない静けさや高音の艶がしっかり再現できていました。

華やかな音、広がりのある美しい音が好きな方におすすめです。

 

価格と購入方法

Scandynaの製品は現在国内代理店が無いようです。

新品を購入するには個人輸入で購入するか、amazonなどで並行輸入品を購入するか。

価格的には割高になってしまいます。

一昔前の人気機種で販売数も多かったと思うのでヤフオクでも定期的に出品されています。

比較的状態の良いものでも今なら3万円〜5万円程度で購入できます。

特に新品にこだわりがないのであれば中古を探すのも良いかもしれませんね。

 

 

こんな人にオススメ!

私の場合は自宅のリビングシアターで使っていますが、

見た目が良くインテリアの邪魔にならず音質も良いので大変気に入っています。

どこで使っても良いのですがリビングは特にオススメです。

一般的なスピーカーは四角かったりカラーがあまりオシャレじゃなかったりします。

個人的には大きな四角いスピーカーも大好きですが家族の共用スペースであるリビングでは妻の評判があまり良くありません。。

モダンなインテリアでリビングでも良い音で音楽や映画が楽しみたい方には最善のスピーカーだと思います。

 

せっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。

スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。

皆様が良い音楽と過ごせますように。