こんにちは。
オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。
前回の記事でscandyna(スキャンダイナ)のminipod(ミニポッド)のレビューをしました。
今回はFOSTEX(フォステックス)のGX100basicのおすすめポイントを紹介したいと思います。
記事の目次
GX100basicはどんなスピーカー?
FOSTEXから2016年7月に発売された小型のブックシェルフスピーカーです。
特徴としては純度99.9%のマグネシウムを使ったツイーターと
意図しない共振を分散するような特殊な形状のアルミニウム合金で作られたウーハーです。
サイズからは考えられないキレのある低音ときらびやかで艶があり美しい高音が楽しめます。
サイズがコンパクト
サイズは横幅が16cm
高さが26.2cm
奥行き23.1cm
ととてもコンパクトに仕上がっています。
設置場所に困らず圧迫感のないサイズです。
現在ではデスクトップオーディオが人気で
そういった音楽の楽しみ方をされる方には嬉しいサイズ感だと思います。
圧倒的な解像度と定位
マグネシウムのツイーターによる高解像度で艶のある高音域。
軽いアルミ合金のウーハーによって再現可能になったスピード感がありキレのある低域。
固有の振動数が違う楠とユーカリを交互に貼り合わせた合板で作られたユニットにより不要な共振を排除。
クリアな音質とバシッと決まる定位。
静けさの表現もできるので私はこのスピーカーでは隙間のある美しい音楽を聴くのが好きです。
女性ボーカルのしっとり系ジャズなどはとても美しく鳴らすことができます。
オーディオはあるレベル以上になると鳥肌が立ちますが、
GX100basicに10万円クラスのアンプを合わせればハイエンドの入り口くらいの音は簡単に出せます。
音の傾向としては高解像度で少し引き締まったコンパクトな音場です。
スピーカーのセッティングは内振りの角度を甘めにすると丁度良いかもしれません。
どんな人におすすめ?
デスクトップオーディオを楽しまれる方はもちろんおすすめです。
また、6畳~8畳くらいの部屋で音楽を聴く場合はトールボーイや大型スピーカーでは低域が飽和してしまう可能性があるので小型のブックシェルフスピーカーをスタンドにのせて使用するのがおすすめです。
コンパクトでサイズ感以上のキレのある低音、ハイエンドモデルにも迫る解像度と艶やかな高音が手に入ります。
設置スペースに制限があったり部屋の広さが8畳くらいまでの方にはベストな選択の一つだと思います。
解像度が高いので流し聴きよりもじっくりとイスに座って聞き込むスタイルに合っているかもしれません。
価格と現行モデル
実はGX100basicは2016年7月にリリースされたGX100basicは2017年4月にモデルチェンジして後継機種のGX100BJが発売されました。
売り上げは良かったと思いますが1年弱でのモデルチェンジです。
最近のFOSTEX社では他のモデルでも製造拠点を海外から国内にうつしてモデルチェンジを行っています。
その流れでGX100BJも国内生産に切り替わりました。
価格はGX100basicがペアで11万円
GX100BJは138,000円と3万円ほどの値上げになりました。
私は比較視聴したことは無いんですがBJになりさらにクオリティーアップしたとのレビューもありました。
basicも本当に優れた性能のスピーカーなので中古で購入するのもありですね。
中古相場としては5万円~7万円くらいで購入できると思いますので非常にコストパフォーマンスに優れた選択になります。
専用スタンドも発売された
2018年4月にはGX100シリーズなどの小型スピーカー専用に設計されたスピーカースタンド、SB100も発売されました。
形状としてはオーディオボードにインシュレーターがついたようなものです。
オーディオボードが付属したGX100Limitedが販売されていた時期もありますが、
GX100シリーズにSB100を組み合わせると丁度GX100Limitedのような見た目になります。
専用に設計されたスタンドなのでスピーカー本来のポテンシャルを引き出すのに最適なスタンドだと思います。
GX100シリーズと合わせて検討したいですね。
せっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。