元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
都市圏にお住まいの方は通勤、通学で電車やバスを使うことも多いと思います。
移動時間にも音楽を楽しみたいですよね?
そんなときにおすすめなのがポータブルオーディオ
ハイレゾ再生に対応したポータブルプレーヤーがあれば毎日幸せに過ごせます。
記事の目次
ハイレゾプレーヤーとは
ハイレゾとは?
ハイレゾとは、High Resolution の略です。
日本語にすると高解像という意味で
MP3はもちろんのことCDをもはるかに上回る情報量を持つ音楽データです。
細かい情報も再現されアーティストの息遣いや楽器のニュアンスまで感じることができます。
DAP(デジタルオーディオプレイヤー)
MP3プレーヤーが流行したのが2000年代
時代は進化してハイレゾ対応の機種がたくさんあります。
それらの機器を、デジタルオーディオプレイヤー、
略してDAP(ディーエーピー、またはダップ)と呼びます。
ハイレゾプレーヤー=DAPですね。
スマホとハイレゾプレーヤーの違い
最近はスマホでもハイレゾ再生対応の機種が出てきました。
何でもスマホでできる便利な時代です。
しかし、音楽再生専用に設計されたDAPは高音質で音楽を聴くためだけに作られています。
音質だけでなく大容量、長時間の連続再生に対応した専用プレーヤーを使うことで
本来楽しくない移動時間などをすばらしい時間に変えることができます。
ハイレゾプレーヤー選び方
ハイレゾプレーヤーは様々な機種が発売されています。
どのような視点で選ぶのが良いのでしょうか?
再生フォーマットで選ぶ
ハイレゾと言っても様々な形式のファイルフォーマットがあります。
フォーマットによりデータ容量や音質が変わってきます。
自分に合ったファイル形式を選び、それが再生できる機種を選びましょう。
一般的にはFLAC / WAV / ALAC / AIFF / MP3 / AACに対応しています。
DSDに対応しているかどうかがポイントになります。
低価格でDSD対応の機種は少ないのでDSD再生が条件の方は注意が必要です。
データ容量で選ぶ
ハイレゾ音源はMP3やCDに比べると圧倒的にデータ量が大きくなります。
CD一枚分の時間でFLAC24bit/192kHZ、DSD 2.8MHzで2GB以上の容量が必要です。
ハイレゾプレーヤーの多くはmicroSDカードなど外部ストレージに対応しています。
カードのスロットの数や容量を確認し必要な容量に対応できる機種を選びましょう。
携帯性で選ぶ
毎日持ち歩くものなので小さくて軽いものが嬉しいですよね。
とはいえ大きさと音質や連続再生時間はトレードオフの関係にあります。
音質とサイズ、重量のバランスを見て選びましょう。
ハイレゾプレーヤーおすすめランキング
低価格モデルのおすすめ
まずはエントリークラスの2万円前後のモデルの紹介です。
あまりにも安いものは音質が期待できませんが、
これくらいの価格であればスマホとの違いが分かるのでオススメです。
高音質モデルのおすすめ
とにかく音質にこだわりたい方
最高の音楽体験をしたい方におすすめできる
10万円~のハイスペックモデルの紹介です。
このクラスからハイエンドの入り口が見えると思います。
COWON PLENUE 2 Mark II
DACに旭化成エレクトロニクスの高級DACチップDACAK4497EQを使用
高解像度、クリアなサウンドで評判となった前作からMarkⅡになりさらに進化
濃厚で厚みのあるサウンド、リアルな音像
ネットワーク機能はありませんが音質だけに特化している点が男らしい
さらに注目すべきは携帯性
これだけの音質なのに200g以下で収まるのは驚異的です!
SONYウォークマンWM1A
圧倒的な情報量 解像度に度肝を抜かれます。
ハイレゾ音源再生時の音の余韻や空気の再現性には目を見張るものがあります。
WM1シリーズ用に新たに設計されたフルデジタルアンプ
「S-Master HX」を採用しDSDネイティブ再生(最大11.2MHz)
リニアPCM再生(最大384kHz/32bit)性能が大幅に向上しています。
とにかく高音質でワンランク上の音楽体験をしたい方におすすめです。
最高音質モデルのおすすめ
20万円台後半~40万円台のモデルです。
鳥肌の立つ音楽で感動体験をしたいならこのクラスです。
据え置きハイエンドオーディオの価格を考えると
ポータブルでこの音質が手に入るなら妥当な価格だと思います。
SONYウォークマンWM1Z
先ほど紹介したWM1Aと同じデザインですがWM1Zの中身は全く違います。
まずボディーカラーは色が違うだけでなく
無酸素銅をくり抜いて金メッキを施したシャーシを採用しています。
据え置きのオーディオ機器もそうですが
ボディーの素材によって音質に大きな影響が出ます。
中身の設計もコンデンサや回路などより高音質を実現するために
全く別物のパーツを採用しています。
WM1Aでも十分に高音質なのですが
WM1Zはさらに別次元の再現性、音楽的な感動を実現しました。
据え置きのハイエンドオーディオで感じる音の存在感
空気の振動が見えるような次元まで到達しています。
Astell&Kern A&ultima SP1000SS
この機種は最高の一台でしょう
圧倒的な音場の広さとずば抜けた表現力
繊細な表現力と同時にパワフルな力強さを併せ持ちます
音楽で本物の感動を感じ泣くことができるポータブルプレーヤーですね。
機会があれば一度試聴してみてほしいです。
価格も圧倒的ですがポータブルでもここまで来たのかと思わせる実力があります。
まとめ
ソニーのカセットウォークマンから始まったポータブルオーディオの世界
音楽を持ち歩く感動はその後も進化を続け
ハイレゾ音源でそれこそひと昔前では考えられないほどの音質になりました。
音楽とともに美しい景色を見たり
毎日の通勤通学の時間が音楽にとっぷり浸る時間になったり
DAP一つで世界が変わります
みなさんのそばに良い音楽がありますように。