元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
以前の記事でアマゾンプライムビデオで音楽好きにおすすめの映画を紹介してきました。
みなさんはFireTVStickやFireTVをお使いですか?
これがあるとTVやプロジェクターでもプライムビデオ、Youtubeなどが楽しめるので非常に便利で生活が激変しますよね?
プリメインアンプにはHDMI端子が無くFireTVの接続ができないとお思いですか?
いろいろ検討した結果解決したので今回はどのようにしてこの環境を実現したのかご紹介します。
【ロック・POPS編】【ブラックミュージック編】【クラシック編】【ミュージカル編】などおすすめ映画の記事は下のリンクからも飛べます。
記事の目次
AMZON FireTVをプリメインアンプに接続して高音質で楽しむ方法
FireTVの音は通常はTVのスピーカーやサウンドバー、AVアンプからスピーカーへと接続されると思いますがひと工夫でプリアンプやプリメインアンプへと出力する方法があります。
メリットとしては自分の好みの機種や手持ちのプリメインアンプが使用できることです。
映像もステレオの2chや2.1chで良いという方にはおすすめの方法です。
私自身これが実現したことによってとても楽しくなりました。
今回は一般的な接続方法と合わせてご紹介します。
FireTVを高音質で楽しみたいと考える方の参考になれば幸いです。
HDMI入力のないプリメインアンプでも対応できます。
AVアンプを使う方法
「FireTV StickやFireTVの音をスピーカーから出したい」
この要望を一番簡単にかなえるのはAVアンプです。
AVアンプにはHDMI入力端子、そして映像をそのまま出力するHDMI端子があります。
この場合の接続方法としてはFireTVをAVアンプにHDMIで接続、AVアンプからHDMIでTVやプロジェクターに接続(パススルー)。
そしてAVアンプからスピーカーケーブルでスピーカーに接続します。
AVアンプには複数のHDMI端子が用意されているので、その他にBDプレーヤーやゲーム機などを接続し、切り替えて使うことができます。
メリットとしては初めからHDMI端子があるので簡単に接続できること。
また、5.1chなどマルチチャンネルに対応しているので映画などをサラウンドで楽しみたい場合はAVアンプ一択になります。
デメリットとしては2chのプリメインアンプとマルチチャンネルのAVアンプを比べたときには、同価格帯ではプリメインアンプの方が圧倒的に音が良いので、2chステレオで十分という人にはAVアンプは無駄が多いです。
もちろんハイエンドなAVアンプを使えば高音質のものもあると思いますが、あくまで2chで比べた場合の音質はプリメインアンプが優位です。
また、既にステレオシステムをお持ちの方にとっては今ある機材を生かしたいところかと思います。
AVアンプはお手軽だがステレオ再生の場合には無駄が多く、プリメインアンプの方が音が良い。
HDMI端子つきのプリメインアンプを使う方法
「HDMI入力はほしいけどスピーカーは2chや2.1chで十分。」
おそらくこのような需要が多いため近年HDMI入力端子を搭載した、プリメインアンプも登場しており、セールスも好調です。
しかし選択肢はまだまだ多くなく、2020年5月現在では私の知る限りMarantz(マランツ)のNR1200とPioneer(パイオニア)のSX-S30しかありません。
どちらも過去に個別の記事を書いたので興味のある方はご覧ください。
メリットとしてはHDMI入力を持ちながらもAVアンプよりもチャンネル数が少ないのでこちらも同メーカーで同価格帯のAVアンプと比べると音質的には有利になります。
これから2chでシアターシステムを組む方にはおすすめの選択肢です。
特にNR1200はオーディオとしての完成度も高いですが、新たに購入が必要なのと今使っているお気に入りのプリメインアンプを使いたいというニーズには対応できません。
これからシステムを組む場合はHDMI端子付きのプリメインアンプもおすすめ
HDMIセレクターを使う方法
私の場合は上記のHDMI入力付きプリメインアンプのSX-S30を発売当初(2016年)に購入し使っていました。
SX-S30の音は良く言えば素直でフラットな印象を受けましたがもう少しパンチのある音にしたいと思っていました。
今はより安価なDENONのPMA-600NEを使っていますが、低価格ながらパフォーマンスは抜群でサウンドチューニングも私の好みでとても気に入っています。
しかしHDMI入力が無いのでなんとかFireTVを接続できないかと考えていました。
そこで見つけたのがHDMIセレクターです。
基本的には複数のHDMI入力端子を持ち、機器の切替を可能にしたものですが、中には光デジタル、同軸デジタルの出力からオーディオ信号のみを分離して送れるものがありました。
プリメインアンプにデジタル入力が有る場合にはHDMIセレクターからデジタルケーブルで接続すればプリメインアンプからFireTVの音を出すことが可能です。
アンプにデジタル入力が無い場合は別途DACが必要ですが、今は安価な中華DACの中にも音が良いものがありますのでそちらを使えば問題ありません。
私が購入したHDMIセレクターも一応ご紹介しておきます。
サンワサプライの400-SW015という機種で全く不具合も無く、快適に使えております。
同軸デジタル出力と光デジタル出力の端子があり、光ケーブルか同軸ケーブルでアンプやDACと接続が可能です。
私は音質的に有利とされている同軸ケーブルを使っています。
サンワサプライ HDMIセレクター HDMI切替器 400-SW015
※400-SW015で気になる点としてはHDMI出力がフルHDまでの対応で4Kに対応していないところです。
お使いのTVやプロジェクターが4K対応の場合には4Kに対応している下の機種などをお選びください。
他にもamazonではHDMIセレクターで検索するといろいろ出てきますが、デジタルアウトの端子が無いものも多いので注意してください。
安価なものもありますがレビューを見ると一定数不具合もあるようなので私は安心感でサンワサプライを選びました。
ただ、実際にはそれほど複雑な機械ではないような気がするので安価なものでもおそらく問題ないと想像してます。
HDMIセレクターにはデジタルアウトの無いものがあるので購入前に注意
最後に
今回はamazon FireTVやFireTV Stickとプリメインアンプを接続する方法をご紹介しました。
FireTVはあると生活が一変するような画期的な製品だと思います。
リビングでプリメインアンプに接続すれば動画コンテンツとオーディオの垣根が無くなり一気に世界が広がりおすすめですよ!
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。