MARANTZ(マランツ)プリメインアンプ PM6006 レビュー【5万円以下】

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こんにちは。 元オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。MATANTZのプリメインアンプPM6006のレビューです。
2016年リリースの少し前の機種ですがコストパフォーマンスに優れ未だに人気の為記事にしました。

marantz(マランツ) PM6006レビュー

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出典:www.marantz.jp/

PM6006はMARANTZから2016年にリリースされたプリメインアンプです。PM6000シリーズは前作のPM6005も大ヒットしていましたがさらにブラッシュアップして高音質化が実現しています。基本的な内部構造は上位機種から流用された手法で製作されているので低価格帯ながらしっかりと音楽を楽しむことができるレベルに仕上がっています。前モデルが売れている最中のリリースで本気度が伺えますね。

ポイント

マランツのサウンドフィロソフィーを備えたエントリーモデル

marantz(マランツ) PM6006の仕様

フロントパネル

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出典:www.marantz.jp/

マランツらしい見た目にトーンコントロール、インプットセレクター、ボリュームノブが並びます。中央の4つのボタンは「スピーカー出力のセレクタ(A/B)」とトーンコントロール回路をバイパスしフラットでピュアなバランスで再生する「ソースダイレクトボタン」、小音量再生時に低域を増強する「ラウドネスボタン」です。

ポイント

マランツ定番のデザインで安心感あり

リアパネル

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出典:www.marantz.jp/

この価格帯でも電源ケーブルは独立型なところは好感が持てます。安易にコストダウンに走らず丁寧に作られている印象を持ちます。Line入力4系統とPhono入力、同軸×、光×2のデジタル入力があります。スピーカー出力はA/Bの2系統のバイワイヤリング対応です。

電流帰還型プリアンプ

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プリアンプ部にはマランツの上位機種PM12PM8006と同様に「電流帰還型」が採用されています。別方式には「電圧帰還型」があります。これはアンプのフィードバックを電流で行うか電圧で行うかの違いです。フィードバックとは入力信号と出力信号を比べて(出たものを一旦戻すのでフィードバックと言います)差異を調整する機能のことです。電圧帰還型の特性としてはゲインを上げようとすると周波数特性に影響がでて再生可能周波数の高域側に制限をかける必要があります。電流帰還型では周波数特性を伸ばすと共に回路の高速化が可能です。つまり「電流帰還型」のフィードバック方式はワイドレンジかつハイスピードを実現する為の手法です。

ポイント

電流帰還型で高域の周波数も伸びている

仕様

定格出力 (20Hz – 20kHz両ch同時駆動) 40W×2 (8Ω負荷), 55W×2 (4Ω負荷)
全高調波歪率 (20Hz – 20kHz両ch同時駆動、8Ω負荷) 0.08 %
周波数特性 (CD,1W,8Ω負荷) 10 Hz – 70 kHz (+0dB、-1dB)
ダンピングファクター(8 Ω負荷、40 Hz ~ 20 kHz) 100
PHONO 最大許容入力(1kHz)MM 100
RIAA偏差(20Hz – 20kHz) ±1.0 dB
ヘッドホン出力 50mV / 32Ω
入力感度/入力インピーダンス
フォノ入力(MM) 2.2 mV/47 kΩ
CD / ライン入力 200 mV/20 kΩ
S/N 比(IHF A ネットワーク、8Ω 負荷)
フォノ入力(MM) 83 dB (5 mV入力、1W出力)
CD / ライン入力 102 dB (2 V入力、定格出力)

フォノ入力 1
ヘッドホン出力 1
リモートコントロール入出力端子 (RC-5) 1(マランツリモートバス)
ACアウトレット (Switched) ×2、(Unswitched) ×1
光デジタル音声
入力 2
同軸デジタル音声
入力/出力 1/0
アナログ音声(アンバランス)
入力/出力 4/1

音声入力端子 アンバランス × 5、PHONO(MM) × 1、POWER AMP DIRECT IN × 1
音声出力端子 RECアウト × 1、ヘッドホン × 1
その他入出力端子 マランツリモートバス(RC-5)入出力 × 1

消費電力(電気用品安全法) 355W
待機消費電力 0.3W
最大外形寸法(W×H×D) 440x105x370mm
質量 7.8kg

marantz(マランツ) PM6006の音質レビュー

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PM6006はすっきりとまとまったサウンドです。クリアで気品を感じる音色でマランツ製品全般に言える優等生的なキャラクターです。欲を言えば少しだけ平面的に感じ、もう少し立体感があれば非常に楽しく聴けると思いました。しかしこの価格から考えると驚くようなクオリティーで、情報量や音のディテールの表現力は十分と感じました。

各パートの音が混ざらずしっかりと分離した状態で再生されているので冷静に音楽を楽しむことが出来ると思います。

ポイント

音のクリアさ、分離感がすばらしい

marantz(マランツ) PM6006の評価

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出典:www.marantz.jp/

実売価格4万円程度の機種として考えると驚異的なコストパフォーマンスです。D&Mグループ(DENON、MARANTZ)の製品はどれも間違いなく価格以上の品質を保っています。エントリー機と考えると十分なクオリティーです。5系統のLine入力とデジタル入力、Phono入力など入力端子も十分なのでこれとCDプレーヤーやネットワークオーディオプレーヤーなどを組み合わせることによって高品質なサウンドで音楽ライフを送れます。

一昔前ではこの価格でこの音質のモデルはまず無かったと思います。スピーカーもアンプも現代の開発技術の進歩は目覚しく、特に低価格なモデルに関しては驚くことが多々あります。PM6006もそんなプロダクトの一つです。

ポイント

低価格ながら高品質なおすすめモデル

まとめ

マランツのプリメインアンプは全体的にフラットでクリアな印象を持ちます。様々な価格帯で一貫したサウンドチューニングを維持しているのは素晴らしいと思います。

特に気になるような味付けがあるわけではないのジャンルも選ばず万人受けするのがマランツの特徴だと思います。イメージとしてはすっきりとクールな感じなのでそんなサウンドが好みの方はぜひ試聴してみてください。

スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。

皆様が良い音楽と過ごせますように。