こんにちは。
オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。
一ヶ月ほど前にパイオニアのSX−S30というアンプを購入しました。
自宅のリビングで使っています。
使ってみた感想を書いていこうと思います。
記事の目次
パイオニア SX−S30とは?
Pioneerが出したオーディオ用アンプです。
最大の特徴としてはHDMI端子がありチャンネル数が2chということです。
従来HDMI端子に映像機器を接続し音を出すにはAVアンプを使用する必要がありました。
そしてAVアンプは5.1chや7.1ch、最近ではそれ以上のチャンネル数を持つものばかりで、2.1chの出力でHDMI端子を持つ機種はほとんどありませんでした。
現時点で購入できるものはSX-S30のみです。
どんな機能があるの?
機能としては一般的なAVアンプに近いです。
最近のAVアンプは安価なものでも高機能でネットワークレシーバーのような使い方もできますがSX-S30も一通りのことができます。
自動音場補正
付属のマイクでスピーカーからの音をひろい自動で音場補正する「MCACC」という機能が付いています。
これは左右のスピーカーからいろいろな周波数の音を別々に出してそれを測定し部屋の音響特性や設置環境のズレなどを補正する技術です。
最近のAVアンプにはほとんどこのような機能が付いています。
ネットワークレシーバー
wifi、Bluetoothに対応しワイヤレスで再生可能です。
wifiに接続すればiTunesの曲やiPhoneのライブラリをAirPlayで再生できます。
また、SX-S30自体にSpotifyやtuneinなどのストリーミングサービスを利用できる機能がついているので便利です。
4Kパススルー
入力された信号が4Kの場合にそのまま出力する4Kパススルーに対応しています。
また、入力信号がHD画質の1080pの時には4Kにアップスケーリングする機能も搭載されています。
4K対応のテレビを使っている場合は魅力的なポイントだと思います。
なぜ2チャンネルなのか?
テレビやリビングシアターでの音響環境は現在の住宅事情やニーズにマッチしていないと思います。
AVアンプはほとんどの機種が5.1ch以上ですがリビングにサラウンドの環境を作っている人は少数派だと思います。
多くの人はテレビのスピーカーからかサウンドバーを設置するか2chのスピーカーを使っているんではないでしょうか?
シアタールームを作ったり新築時に天井に配線を通して天吊りや埋め込みのスピーカーを設置できるような場合はサラウンドを検討するのも良いと思いますが私は2chで十分だと思っています。
理由としては映画やテレビを集中して見ている時間より普段の生活の時間の方が圧倒的に長いからです。
つまり、リビングにおいては普段の見た目の良さや掃除のしやすさ、生活動線を音響より優先するということです。
そんな私のニーズにバッチリだったのがSX-S30です。
まとめ
私のリビング環境では2chが一番すっきりして実用的なのでSX-S30を見つけてすぐに気に入りました。
これと同価格で5.1ch対応の機種などもありますが、単純にチャンネル数が少ないので1chあたりのパーツの単価は高くできているかもしれません。
そして何と言っても見た目のコンパクトさと他社の黒くて大きいAVアンプよりもリビングに置いた時にスタイリッシュに見える点が気に入りました。
それまではサイズのコンパクトさから2chの中華アンプをリビングで使用していましたが、やはりHDMI端子があるのは圧倒的に便利です。
価格も3万円前後とお値打ち感があり本当に買ってよかったと思います。
アンプとして肝心な音質については次の記事で紹介しています。
せっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。