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今回はB&Wの700s2シリーズのトールボーイスピーカー702s2のレビュー記事です。
豊かな中低域が気持ち良いサウンドです。
B&W(Bowers & Wilkins)702s2試聴レビュー
![B&W(Bowers & Wilkins)トールボーイスピーカー702s2試聴レビュー【50万円台】 700 s2 series diamond speakers continuum cone 5 1 - B&W(Bowers & Wilkins)トールボーイスピーカー702s2試聴レビュー【50万円台】](https://iine.me/wp-content/uploads/2020/08/700-s2_series-diamond-speakers-continuum-cone_5-1.jpg)
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702 S2はオーディオメーカーとして確固たる地位を築いた「B&W(Bowers & Wilkins)」のスピーカーです。
2017年11月にリリースされたトールボーイスピーカーでキャビネットのカラーはグロスブラック・サテンホワイト・ローズナットの3色です。
塗装によって音が変わるのでグロスブラックが音が良いといわれていますが私は見た目ローズナットが好みです。音質的にはブラックのほうが塗装が厚く強度も有りクリアなサウンド、ローズナットがウォームな印象になります。(今回試聴したのはブラックのタイプです。)
700シリーズはB&Wのトレードマークだったケプラーコーンではなくコンティニュアムコーンが採用されています。そして新開発のツイーターも素晴らしいクオリティーで感動ものです。
702S2のツイーターはキャビネットから独立したオーディオファンにはおなじみの通称「ちょんまげ」スタイルです。
新たに設定された700シリーズのトールボーイ上位機種
B&W(Bowers & Wilkins)702s2の仕様
フロント
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ツイーターオントップと言われる方式でツイーターが配置され、ツイーターは物理的にキャビネットに固定されておらずフローティング状態になっています。
700シリーズのブックシェルフでは唯一のツイーターオントップ
中高音の表現力が抜群
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ツイーター周りにバッフル面(スピーカーユニット周りのボディー)が無いので音の歪が起きにくいのもツイーターオントップのメリットです。キャビネットにツイーターが固定されているモデルと比べてみると高域の透明感や広がりが優れています。
702S2は中低域のパワーがあるので高域はあまり目立って感じませんでしたが低音の少ないソースやボーカル物などはとても美しいサウンドが広がります。
美しい高音と豊かな表現力で迫力と繊細さを兼ね備えたサウンド
カーボン・ドームツイーター採用
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高音の美しさを絶賛していますがその理由のひとつにカーボンドームツイーターがあげられます。これは下位モデルのB&W600シリーズで採用されているアルミ・ドームツイーターをベースに表と裏からカーボンでコーティングしたものです。同じ環境で600シリーズと700シリーズを比較すると圧倒的な差を感じます。
600シリーズも他のメーカーに比べて劣っているとは感じませんが700シリーズになるときらびやかな美しい高音にハッとさせられます。
これは個人的な好みが深く関わってくると思いますが私が音楽を聴いて鳥肌が立つ瞬間は主に美しい高音を浴びたときです。もともとダンスミュージックが大好きでクラブDJをしたり自分でも作曲しているので低音好きだと思いますし低音の質ももちろん大切ですがキックの質感やベースラインで鳥肌が立った記憶はありません。
オーディオで感動したいなら中高音の質を求めるのが近道だと私は思っています。
カーボンドドームの恩恵は大きく 明らかに質の向上を感じる
コンティニュアムコーンミッドレンジドライバー
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上位機種800シリーズから流用されたコンティニュアムコーンも特徴的です。正確で付帯音の少ない中域の再生に貢献しています。
解像度が高くくっきりはっきり描き出すような描写力で非常に現代的なサウンドと感じました。800シリーズのリニューアルでも感じましたが特徴はモニター的というか正確無比な表現力だと思います。
見た目もスタイリッシュになって私は好みです。
より現代的なサウンドに生まれ変わった新シリーズ
Aerofoil™Profileバスコーン(エアロフォイルプロファイル)
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バスコーンはコンピュータモデリング技術を使って開発されています。シミュレーションの結果を反映し厚みに変化を持たせ、必要な部分で曲げやねじりに対する剛性を高めて得います。その結果、深みのあるダイナミックな重低音が生まれます。
B&W(Bowers & Wilkins)702S2の音質レビュー
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上から下まで量感たっぷりでレンジが広く感じます。音の厚み、丸みがあり耳に刺さるような部分はありません。
ブックシェルフタイプの705s2と比べると、ぱっと聴きは迫力があり702s2の方が迫力を感じます。部屋中を心地よい音で満たすようなパワー十分のサウンドです。
ただ、少し甘めというか音のシャープさや鋭さは705s2の方が勝っており、全体的なバランスも705s2が好みでした。
702s2は長時間聴いていると私には中音域が出すぎているように感じ疲れてしまいました。個人的にが705s2が好みです。
広めのリビングでは702s2が良いかもしれませんが、購入検討の際には他のモデルと比較してみてください。
たっぷり豊かな中低音と迫力のあるサウンド
B&W(Bowers & Wilkins)702S2におすすめのアンプ
DENON (デノン)PMA-SX11
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PMA-SX11はコストパフォーマンスに優れ、駆動力も十分でハリのある低音を楽しめます。
PMA-SX11の個別記事はこちら
LUXMAN(ラックスマン)L-505uXII
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出典:https://www.luxman.co.jp/
L-505uXⅡはPMA-2500NEより粘りがあり
価格帯別プリメインアンプ
他にもおすすめのアンプはたくさんあるのでレビュー記事を価格別にまとめてみました。
参考になれば幸いです。
B&W(Bowers & Wilkins)702S2の評価
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ペアで60万円近くの価格ですが音質は素晴らしく、それだけの価値はあると思います。見た目も美しく、リビングやオーディオルームに設置すればお部屋自体がランクアップしたような満足感が得られるのではないでしょうか。
かなりパワーがあるので狭いお部屋では持て余してしまうと思うのである程度スペースに余裕がある場合におすすめです。
サウンド、風格共にハイレベルなスピーカー
最後に
B&W702S2は素晴らしいスピーカーです。
B&Wブランドはやはりオーディオ好きにとっては憧れで、このクラスのスピーカーは大きな買い物ですが一生もの(のつもり?)として購入できる逸品だと思います。
良い機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。