元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
オーディオファンの皆様はスピーカーケーブルも気になりますよね?ZONOTONEのケーブルがおすすめなのでレビューしてみます。
記事の目次
ZONOTONE(ゾノトーン)のスピーカーケーブル6nsp-granster 2200αの音質レビュー
音が良くてお手ごろ価格なスピーカーケーブルを探していたらZONOTONEの「6nsp-granster2200α」にたどり着きました。
スピーカーケーブルはとても音に影響する部分ですが意外と試聴ができなかったり情報も偏ったものが多くて悩ましいポイントでもあります。
この記事では6nsp-granster2200αの音質やおすすめポイントについて書いていきます。読み終わったらきっと試してみたくなるはずです!
このスピーカーケーブルの魅力をしっかりお伝えします
ZONOTONEについて
ZONOTONEとは株式会社 前園サウンドラボの製作するケーブルのブランドです。
前園(マエゾノ)さんの音色(トーン)でゾノトーンですね。
適正価格で高品質なものを提供するというのが信念のようですが確かにその言葉に偽り無しと納得できるような製品ばかりです。
製品の開発は気の遠くなるような作業で、設計→試作→膨大なリスニングテストが行われ、素材のバランス、芯線の本数、皮膜の素材や厚みなどの絶妙な配合により唯一無二のプロダクトが生み出されています。
製品のフィールドとしては電源ケーブル、インターコネクトケーブル(オーディオケーブル)、スピーカーケーブルだけでなくデジタルケーブル、USBケーブル、フォノケーブルやジャンパーケーブル、レコードプレーヤーのカードリッジに使われるリード線やコネクタ類などオーディオの接続に関わる部分を全て網羅しています。
しっかりとリスニングルームでサウンドチェックされ開発される製品群
ZONOTONEのケーブルはラインナップが豊富です。コンセプト毎にシリーズ名がついているのでまずは一通りご紹介します。
【スーパークラス】
Shupreme Series(シュプリームシリーズ)/電源ケーブル/インターコネクトケーブル/スピーカーケーブル
ZONOTONEの最高品質モデル。Shupreme(シュプリーム)=「至高」に「h」が付いているのは「至高」のさらなるhigh(高み)を意味する。シュプリーム・シリーズは“異次元の感動”をテーマに同社が培ってきた独自な発想力、開発力、技術力を昇華させ、「至高」のさらなる高みを目指したまさにトップエンドなラインナップ。
価格も音質も最高クラスの圧倒的なケーブル
【ミドルクラス】
Grandio Series(グランディオシリーズ)/インターコネクトケーブル/スピーカーケーブル
2010年にシュプリームシリーズがリリースされるまではフラッグシップとして販売されていたシリーズ。コストの制約をなくし、至上のケーブルを求め開発され2007年の創業当時から続くラインナップ。
Neo Grandio Series(ネオグランディオシリーズ)/電源ケーブル/インターコネクトケーブル/スピーカーケーブル
グランディオシリーズの魅力にアナログのテイストを追求したシリーズ。2013年にリリースされ「高機能純銅線・HiFC」を同社・日本で初めて採用したモデルでもある。
ミドルクラスと言いつつ価格と音質はかなりハイクラス
【エントリークラス】
Granster Series(グランスターシリーズ)/インターコネクトケーブル/スピーカーケーブル
エントリーモデルのマイスターとフラッグシップモデルのグランディオをつなぐために2015年にリリースされたグランスターシリーズ。高純度無酸素銅線PCUHDと高機能純銅線HiFCをハイブリッドで採用し、エントリークラスを超えた、壮大にして立体感のあるサウンドを目指したという。
Meister Series(マイスターシリーズ)/電源ケーブル/スピーカーケーブル
グランディオシリーズと同じく創業当初から続くエントリーモデルシリーズ。低価格ながらある程度の品質も確保されたラインナップ。
各シリーズの中にもラインナップがあり本当にエントリーのものからミドルグレードまで
【ユニークライン】
Royal Spirit Series(ロイヤルスピリットシリーズ)/インターコネクトケーブル/スピーカーケーブル
創業10周年を記念して登場したシリーズ。それまでのゾノトーンのケーブルで感じられた前に迫ってくるようなイメージとは対照的な拡がり感や奥行き感を実現。ステージの目の前で演奏を聴くようなゾノトーンらしいサウンドではなく大きなホールで聴いているようなスケール感。自らゾノトーンらしくないケーブルと表現しています。
原音再生ではなく明確なコンセプトをもって開発されたシリーズ
ZONOTONE 6nsp-granster 2200αとは
ゾノトーンのケーブルはラインナップが豊富でコンセプト毎にシリーズ名が付けられています。
大きく分けると上から
スーパークラス
Shupreme / シュプリーム
ミドルクラス
Grandio / グランディオ・Neo Grandio / ネオグランディオ
エントリークラス
Granster / グランスター・Meister / マイスター
ユニークライン
Royal Spirit / ロイヤルスピリット
に分けられます。
上記エントリークラスのGranster Series(グランスターシリーズ)の中にもグレードが存在します。
お手頃なものから2200α / 5500α / 7700αと3種類のラインナップが用意されています。
順序としてはまず上位モデルの7700αがリリースされてそのノウハウをもとに2200α→5500αが開発されました。
それぞれのモデルでしっかりと設計やリスニングテストが行われており2200αは一番お手頃価格なモデルですが驚くようなパフォーマンスを発揮します。
気軽に買える価格の中ではずば抜けた音質の2200α
ZONOTONE 6nsp-granster 2200αの評価
6nsp-granster 2200αはwebや雑誌のオーディオ評論家の方のレビューやショップの販売スタッフから一般のオーディオファンまで各方面で非常に高く評価されています。
価格に見合わないパフォーマンスで売上げ面でも人気のモデルになっています。
ユーザーの評価としては感覚的にボリュームが大きくなったように感じるとのコメントが多くみられます。
ブルーの被膜の美しさもあり他のメーカーのスピーカーケーブルから切り替えるとその品質の高さに驚かれることがほとんどです。
普及価格帯からの乗り換えでは見た目、音質ともに高い満足感が得られる
ZONOTONE 6nsp-granster 2200αの価格
6nsp-granster 2200αは切り売りのみの取り扱いです。
1500円/m前後の価格なのでスピーカーケーブルとしては激安の部類ではないですが普通に購入できる価格だと思います。
ホームシアターのサラウンドで揃えようと思うとそれなりの価格になりますが2chのステレオであれば3m~5m程度あれば足りることが多いと思いますので5000円~1万円以下の投資です。
効果を考えるとはっきり言って安すぎると感じられるような金額です。
費用対効果で考えるとこれ以上は思いつかない
ZONOTONE 6nsp-granster 2200αの音質レビュー
過去に使用したことのあるケーブル
今まで自宅ではベルデン8460、8470や9497、カナレ4S8 、オーディオテクニカAT567S、オーディオクエストFLX/DB-16/2、モンスターケーブル、お試しでアマゾンベーシックなどのケーブルを使ったことがあります。
オーディオショップでは機材に合わせてケーブルの選定をするのでハイエンドモデルでは1本50万円以上などさらに高価格なケーブルを使う場合もありますが前提条件として私は自宅利用の上記のようなケーブルとの比較で書かせていただきますのでご了承ください。
明るく音が前に張り出してくるようなサウンド
結論から言うと他社の普及価格帯のスピーカーケーブルとは一線を画すクオリティーです。音色はとにかく明るく明朗で立体感のある現代的なサウンドです。
中高音域の減衰が少なく音が前に出てくるのでお使いのシステムで平面的なサウンドになってしまい不満がある場合にはバッチリハマると思います。
また、このケーブルのバランスに問題があるわけではないのでこれで気持ち良くならなければスピーカーやアンプなど他のシステムかセッティングに問題があるかもしれないので見なおす良いきっかけになるかもしれません。
(数百万円のハイエンドシステムの場合はさらに高品質なケーブルが必要なのでもちろん例外ですよ)
過去のスピーカーケーブル個人ランキング
私の好みとしてはアマゾン(圏外/オーディオがかわいそう)→→モンスターケーブル→カナレ→ベルデン(9497→8460→8470)→→オーディオクエスト→2200αとなります。2200αは中高音が明瞭になるのでシアター系にもいいかもしれません。映画ではセリフが聞き取りやすくなると思います。
明るく立体感とスピードのあるサウンドで中高音の瑞々しさが感じられるサウンド
最後に
いまだにケーブルで音が変わることはないという方もいるようですがそういった意識の方は騙されたと思ってまずこのスピーカーケーブルを試してみてほしいです!
本当に変わりますから!それも良い方向に!ケーブルで音に味付けをしているわけではなくロスを少なくすることによって音質が変わるイメージです。
スピーカーやアンプで音が変わるというのは誰もが納得だと思いますがケーブルにも同じことが言えますので金銭的にできる範囲でなるべく良いものをお使いください。
せっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。