【抜群】DENONのプリメインアンプPMA-2500NEのレビュー【10万円台】

DENON PMA-2500NE

こんにちは。

オーディオショップ店員のばっちゃん(@iine_me)です。

 

今日はDENON(デノン)のプリメインアンプPMA-2500NE(実売価格約18万円)のレビューです。

最近のDENON製のアンプは素晴らしく、個人的に大好きなメーカーです。

 

余談ですがお店で接客していた時に年配のお客様から

昔は「デノン」じゃなくて「デンオン」じゃなかった?

と聞かれたことがあります。

 

昔はデンオンだったけど英語圏に行くとデノンとしか読まれなかったのでデノンに変わったそうです。

 

PMA-2500NEは2016年リリースと割と新しいモデルです。

PMA-2500NEの概要

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フロントパネルはセンターに大きなボリュームノブがありデノンらしいデザインです。

高級感漂うルックスでボリュームの操作感もスムーズで素晴らしいです。

 

PMA-1600NEと比べると2回りほど大きくラックに入れたときの存在感も大きいです。

 

2012年に発売された前モデルPMA-2000REとの大きな違いとしては

ファイルオーディオが普及した現代に合わせてUSB-DACが搭載されたことです。

 

 

 

 

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背面のデジタル入力の中にUSBポートが搭載されてます。

入出力はシンプルにレイアウトされており、とても使いやすいです。

他機種との比較試聴の際もスムーズでした。

 

プリアンプにUSB-DACを搭載することによってノイズの混入が気になる方もいるかと思います。

 

そのあたりはしっかり対策されており、別の回路を使用しているため音質に影響はほとんどありません。

 

また、アナログ入力のみ使用しDAC不要の場合は「アナログモード」も用意されています。

 

これはアナログ用、デジタル用にそれぞれ個別の電源トランスを搭載しており、

デジタルブロックの受け側から完全に電源を切ってしまうモードです。

 

これにより完全にデジタル部分はシャーシの中には入っていますが完全に無いものとして考えることができます。

 

サウンドマネージャーの変更

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実はPMA-2500NEはPMA-2000シリーズとの比較をするものではないかもしれません。

以前までのシリーズと比べると完全に新世代のモデルです。

 

PMA-2500NEの音の方向性を決めるサウンドマネージャーは

前モデルの米田晋氏から山内慎一氏に交代されました。

 

同じDENONの音の思想は継承しつつも、開発者やサウンドマネージャーが変われば音が変わるのも当然です。

この辺りはAVWATCHさんに詳しいインタビュー記事がありました。

 

PMA-2500NEの評価

実際に購入した方のお話ではDENONならではの力強さや低域の制動性を気に入り使われているようです。

 

中低域の押し出し感とかトルク感に魅力を感じる方が好む傾向ですね。

見た目の質感も良く、買って後悔している方はいないようです。

 

価格的にはミドルクラスのモデルですが、値段を考えると満足度は非常に高くなるアンプだと思います。

 

PMA-2500NEの音質レビュー

それでは実際に私が視聴した際の感想を書いていこうと思います。

比較したのは下位モデルのPMA-1600NE(実売約11万円)

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PMA-1600NE

上位機種のPMA-SX11(実売約35万円)

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PMA-SX11

DENONのフラッグシップモデル PMA-SX1(実売約47万円)

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PMA-SX1

マランツの同価格帯のプリメインアンプ PM-14S1(実売約18万円)です。

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PM-14S1

スピーカーは

sonus faber の Venere 2.0 (実売約25万円)

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sonus faber  Venere 2.0

 

B&Wの705 S2 (実売約30万円)

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B&W 705 S2

を使用しました。

 

個別の機材の音や傾向について書いていくとキリがないので

他の機種との比較で感じたPMA-2500NEの傾向をメインに書いていきます。

 

まずはPMA-1600NEとVenere 2.0の組み合わせで聴いてみます。

高解像度で現代的な音と感じました。

 

既にかなり良いです!!

 

一緒に聴いていたお客様は

前モデルのPMA-1500REと

Venere 2.0のトールボーイタイプのスピーカーVenere 2.5

をご自宅でお使いでしたが、

現行モデルのPMA-1600NEとの音の違いに驚いていらっしゃいました。

 

DENONらしい元気のある音で十分に素晴らしい音を奏でています。

 

価格的には11万円とお値打ちなのでコストパフォーマンスが高いです。

 

そしてPMA-2500NEに切り替えてみます。

 

なんと1音目からクオリティーの違いがはっきりと感じられました。

 

音の広がり、音場感と表現すれば良いのでしょうか。。

空間が広がり音のみずみずしさもアップしています。

 

さらに高域も低域も気持ちよく伸びて価格の差を納得させる説得力です。

 

 

価格的には以前レビュー記事を書いたYAMAHAのA-S2100の方が高価です。

しかし個人的な好みで言えば圧倒的にPMA-2500NEです。

 

芯のある音の粒にキレの良い低音

本当に好みな音色です

 

(※あくまでも好みの問題であってA-S2100も素晴らしい作品ですよ!

レビュー記事では褒めちぎってますので誤解のないように)

 

同価格帯のマランツPM-14S1との比較ではPM-14S1は渋いクールな音

PMA-2500NEは歯切れの良い元気な音

といった感じで全く違う印象です。

 

この比較でも私はPMA-2500NEが好みでした。

 

上位機種のPMA-SX11やPMA-SX1との比較ではさらに上のクラスの 違いを感じましたが、

正直価格と質のバランスで言えば私はPMA-2500NEは最高クラスの出来だと思いました。

PMA-NEシリーズ他モデルとの比較

DENON PMA-NEシリーズ音質比較レビュー(デノン2500NE 1600NE 800NE 600NE)

こちらの記事ではPMA-NEシリーズ全モデルの比較試聴をしています。価格差によってどのように音質が変わるのか気になる方はご覧ください。

まとめ

実売価格18万円のPMA-2500NE

経済状況やオーディオにかけてきた金額で高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれな金額ですね。

 

私にとっては大きな金額、でも内容を知ってしまうと安いと言うしかないです。笑

 

買えば後悔することのないプリメインアンプだと断言できます。

 

試聴するのはタダなのでぜひ機会を作ってこの音を体験してほしいと思います。

 

スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。

皆様が良い音楽と過ごせますように。