![B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】 55234 - B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】](https://iine.me/wp-content/uploads/2020/06/55234.jpg)
元オーディオショップ店員のイイネドットミー(@iine_me)です。
B&Wのブックシェルフスピーカー607のレビューです。
コスパに優れた600シリーズのコンパクトブックシェルフ。
デスクトップのニアフィールドとして最高なんじゃないでしょうか。
※2020年に600シリーズ25周年アニバーサリーモデルがリリースされました。
後継機種の607S2の記事はこちら
B&W(Bowers & Wilkins)607の試聴レビュー
![B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】 607 - B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】](https://iine.me/wp-content/uploads/2020/08/607.jpg)
出展:https://www.bowerswilkins.com/
600シリーズは多くのオーディオファン憧れのブランド「B&W(Bowers & Wilkins)」のエントリークラスのスピーカーです。
607はシリーズ最小のコンパクトなキャビネットで書斎やデスクトップオーディオにおすすめのモデルです。
2018年にリリースされたスピーカーで以前のB&Wのシンボル黄色いケブラーコーンから切り替わったシルバーのコンティニュアムコーンが採用されています。
600シリーズのコンパクトなブックシェルフスピーカー
B&W(Bowers & Wilkins)607の仕様
デカップリングダブルドーム・トゥイーター採用
![B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】 600Series 603 TweeterTech compressor - B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】](https://iine.me/wp-content/uploads/2019/12/600Series_603_TweeterTech-compressor.jpg)
出典:https://www.bowerswilkins.com/
~33kHz(-6dB )までの周波数レンジに対応するツイーターを採用しています。正確でフラットな特性が感じられます。上位クラスの700シリーズになるとさらにうっとりするような高音の潤いを感じます。
700シリーズとの構造的な違いとしては600シリーズのアルミドームツイーターを表と裏からカーボンでコーティングしたものが700シリーズのカーボンドームツイーターです。
正直に言うと音だけで比べると600シリーズと700シリーズでは結構な違いがありますが、600シリーズのコストパフォーマンスは抜群でスピーカーとしても完成された素晴らしい領域にあります。
700シリーズは最高なのでそれと比べるのが悪いかもというレベルです。
クリアで澄んだ高域表現を可能にするアルミドームツイーター
Continuum™コーン(コンティニュアムコーン)ミッドレンジドライバー
![B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】 600Series 603 ContinuumConeTech compressor 1 - B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】](https://iine.me/wp-content/uploads/2019/12/600Series_603_ContinuumConeTech-compressor-1.jpg)
出典:https://www.bowerswilkins.com/
コンティニュアムコーンの採用により情報量が多くスピード感のある中低域が表現可能です。透明感も感じられ、よりクッキリと描写する素晴らしい進化だと思います。
今時のスピーカーらしい設計で細かいニュアンスまで再現します。
B&W(Bowers & Wilkins)607の音質レビュー
ややシャープでスピード感を感じる音質です。解像度が高くクリアな音像をきっちりと描くポテンシャルを持っています。
低域の量感はサイズなりですが質感は高く楽器のアタック部分がしっかりと出ているのでベースラインを追ったりキックの粒感を感じることは容易です。
全体のバランスも良くこのサイズと価格でもしっかりとB&Wの上質さを感じる仕上がりだと思います。
コンパクトな音像でそこそこの音量で楽しむなら607、大きめの部屋や中低域の量感重視の方は同じ600シリーズでサイズアップした606がおすすめです。
少しシャープで高解像度。細かいニュアンスも表現できるスピーカー。
B&W(Bowers & Wilkins)607におすすめのアンプ
TEAC(ティアック) AX-505
![B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】 ab9be3a9cc04f66b589b0fe3f718a7c6 - B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】](https://iine.me/wp-content/uploads/2020/01/ab9be3a9cc04f66b589b0fe3f718a7c6.jpg)
出典:https://teac.jp/
TEAC(ティアック) のAX-505はA5サイズのコンパクトなボディーと優れたパフォーマンスでおすすめのプリメインアンプです。
607との組み合わせでは省スペースで高音質のオーディオ環境が生まれます。
AX-505の個別記事はこちら
DENON(デノン) PMA-600NE
コストパフォーマンスで選ぶならDENONのPMA-600NEがおすすめです。
低価格ながら広がりのある空間表現とビビットなサウンドデザインです。
PMA-600NEの個別記事はこちら
価格帯別プリメインアンプ
他にもおすすめのアンプはたくさんあるのでレビュー記事を価格別にまとめてみました。
参考になれば幸いです。
B&W(Bowers & Wilkins)607の評価
![B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】 607 3 - B&W(Bowers & Wilkins)ブックシェルフスピーカー607の試聴レビュー【10万円以下】](https://iine.me/wp-content/uploads/2020/08/607-3.jpg)
出展:https://www.bowerswilkins.com/
607はペアで7万円ほどで購入できます。B&Wのスピーカーがこの価格というだけでも驚きですが、他社の同価格帯のスピーカーと比較しても十分音質に優位性があります。
冒頭にも書きましたが書斎やデスクトップオーディオとして一人で音楽を楽しむシチュエーションには特におすすめできます。ある程度リスニングポジションが固定された状況ではしっかりと音楽に浸ったり映画に没入することができると思います。
総合的に見ておすすめできるスピーカーです。
※2020年に600シリーズ25周年アニバーサリーモデルがリリースされました。
後継機種の607S2の記事はこちら
最後に
B&W607はコスパに優れたスピーカーです。初めての本格オーディオとしてもおすすめです。
しかしせっかくの機材も使い方次第で出る音は変わってしまいます。
スピーカーやアンプのポテンシャルを引き出すセッティングに関する記事をまとめましたので合わせてご確認ください。
皆様が良い音楽と過ごせますように。